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もう既にやる気ない

ありきたりなワーホリブログ

You must not speak Japanese here②

ピーナッツ型の坊主頭に太くて濃い眉毛、オオスズメバチの様な鼻、分厚い唇に中年体型。

すっかり老け込んでしまったユウタ君でしたが、6年振りの再会はとても嬉しかった事を昨日の事のように鮮明に覚えていますと言うと嘘になります。

誰だっけコイツ?
が僕の第一印象で、エビスと言うあだ名を付けられていた事が判明。

そんな感じで始まった中学校生活。
それと同時に、クラスではイケてるグループとイケてないグループに別れ始め、予定調和の如く僕はイケてないグループへ所属し、ユウタ君は更に下のもっとイケてないグループへ所属する事に。

また中学校からは部活動が始まり、当時【テニスの王子様】が流行っていまして、越前リョーマの様にテニスの王子様になりたかった厨二病の僕はテニス部へ。
同じく僕より末期な厨二病患者のユウタ君は、黄色い班長旗を振り回す事が好きだったと言う理由から剣道部へ。

そして更に、英語の授業が新たに始まりました。
今思えば、これが今までの人生の中で2番目の大問題で、まずローマ字が読めませんでした。
ローマ字が読めなければ、簡単な英単語も読めない。
ようやく読める様になってきても、英語の教科書が何を伝えたいのかが一切分からない。
その為、付いて行く事さえもできずに完全に置いてけぼりにされてしまいました。
もちろん僕より頭の悪いユウタ君も同じ。
しかし、それでも進む英語の授業と月日。


そんなある日の事、事件は起きました。

僕の中学校では、2週間に1度の頻度で外国人の先生が英語の授業を教えてくれるという日があったのですが、その授業で僕達に英語を教えてくれたニュージーランド出身、長身で金髪のイケメン先生、アントニー。

英語の授業中、彼は一体何を思ったのか?
突然片言の日本語でこう言いました。
「皆さん、生麦、生米、生卵、3回言えますか?」

更に更に、何を思ったのか?
その後、僕達生徒は1人ずつ「生麦、生米、生卵」を3回言わされる事となりました。

教壇に立っているアントニー目線で1番左側、1番手前の席の人からスタート。
普段なら名前の順で「あ」から始まる新井君からスタートで、僕の順番は3番目でしたが既に席替えをし終えた1年1組。
その為、僕の席は2の川の真ん中辺り。

ただ単に「生麦、生米、生卵」を3回言えば良いだけ。
簡単な事でしたが、失敗して皆の前で恥ずかしい思いをしたくなかった僕は、自分の番になるまで小声で「生麦、生米、生卵」と言っていたと思います。

僕目線で、1番右側の1番前の人から順番に何事もなくクリアしていくクラスメート。

そして僕の番が回ってきた。

「Stand up please」
アントニーに言われ席を立つ。

皆んなの前で生麦生米生卵を3回言わなければならない。
緊張しながらも、僕は静かに口を開く。

「生麦、生米、生卵、生麦、生米、生卵、生麦、生米、生卵」
何とかノーミスで3回言う事に成功。

その後も順調にクリアしていく皆。
そして3の川で、すっとぼけた顔をしているユウタ君の番が来た。

「Stand up please」
席を立ち、早口言葉に挑戦するユウタ君。

しかし
「生麦、なっ…」
失敗。

「生麦、生米、なま…」
失敗。

「生麦、生米、なままま…」
失敗。

「生麦、なまご…」
失敗。

「生麦、なみゃご…」
失敗。

「生麦、生米、なまちゃ…」
失敗。

なんと、何回挑戦してもユウタ君は「生麦、生米、生卵」が3回言えなかったのだ。


「Sit down please」
アントニーの一言で席に座ったユウタ君。



ユウタ君の両目からは大量の涙が溢れていて、それは英語の授業が終わった後も続いていた。

その日以来、ユウタ君は僕達の中で1番のいじられ役になってしまいました。


書ききれないので、続きはまた…
確かブログの時系列だと、まだ飛行機の中で全然進んでないですね。

何故ユウタ君が出てきたのかは良く分かりませんが、一つだけ言わせてもらうと
アントニー、もし今の時代「生麦、生米、生卵」を3回、生徒に1人ずつ言わせたとしたら、いくらイケメンでもPTAに訴えられますからね。


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